1:近藤マッチョマンφ ★ 2009/04/15(水) 11:58:32
アニメーション映画監督の宮崎駿さん(68)が、江戸東京博物館で開幕する「手塚治虫展」を前に、
原点としての「手塚体験」を初めて語った。その言葉からは、偉大な先達への敬意とともに、
同じクリエイターとしての火花を散らすような意地が感じられた。(石田汗太)
「僕は、手塚さんとはずっと格闘してきましたから。
それは『恩義』だけれど、そんな言葉で語れるほど簡単なものじゃありません」
漫画とアニメーションにおける巨匠二人には、有名な“因縁”がある。手塚さんが没した1989年、
宮崎さんは雑誌の追悼特集で、アニメーション作家としての手塚治虫を〈店子(たなこ)を集めて
ムリやり義太夫を聴かせる落語の長屋の大家と同じ〉と痛烈に批判した。
その後、ほとんど手塚治虫について語らなかったが、今回、7歳の時に読んだ『新宝島』(1947年)に
「いわく言い難いほどの衝撃」を受けたことを明かした。
「僕らの世代が、戦後の焼け跡の中で『新宝島』に出会った時の衝撃は、後の世代には想像できないでしょう。
まったく違う世界、目の前が開けるような世界だったんです。その衝撃の大きさは、ディズニーのマネだとか、
アメリカ漫画の影響とかで片づけられないものだったと思います」
48〜51年にかけて発表された『ロストワールド』『メトロポリス』『来るべき世界』のSF3部作も、宮崎少年を虜(とりこ)にした。
「恐ろしかったり、不条理だったり、切なかったり、希望に満ちていたり。手塚さんが見せてくれた未来は、
明るいだけの未来じゃなかった。モダニズムとは、繁栄や大量消費と同時に、破壊の発明でもある。
そのことに、ひとりアジアの片隅で行き着いたのが手塚さんだった。ディズニーなどより深く、
モダニズムの矛盾に気づいていたと思います」
>>2-10に続く
http://www.yomiuri.co.jp/entertainment/ghibli/cnt_eventnews_20090414b.htm?from=os2
スレッド関連情報【元スレッド】2ch 【
【映画】宮崎駿さんの手塚体験 「原点だから崇拝しない」[04/15] 】
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