なんだか、おかしいぞ。
フィギュアスケート世界選手権、女子フリーの採点を見ての話である。
今季はオリンピックのシーズンであり、トリノで開かれた世界選手権はそのラストを
飾るイベントだった。別の見方をすれば、トリノ・オリンピック以後の四年間の総決算であり、
それは選手だけでなく採点システムにも当てはまることだった。
今大会、浅田真央はショートプログラム、フリーともに2位だったものの、他の選手に比べ、
2日間ともに安定した成績を残して2度目の世界選手権優勝を果たした。
しかしフリーで浅田が2位という判定には疑問符がつく。1位のキム・ヨナのスコアは130.49。
2位の浅田が129.50。キム・ヨナはジャンプの失敗が2度もありながら、トップの成績を収めた。
なんだか、違和感がある。これって、現状の採点システムの限界を示しているのではないか?
詳しい採点結果については、簡単に国際スケート連盟のホームページで確認することが出来る。
ここでは分かりやすい点数比較をしてみよう。
ふたりの得点を比較していくと、2度のジャンプ失敗にもかかわらず、キム・ヨナの
総要素点のスコアが浅田のものとほとんど変わらないことが分かる。
キム・ヨナはトリプル・サルコウの失敗で基準点が落ち、さらにはマイナス3の減点。
加えてダブル・アクセルに関しては完全な失敗で評価はゼロ。丸々、ひとつの要素が
抜けている状態なのだ。
もし、この要素をうまくこなしていたら、プラス10点はついていてもおかしくはない。
対する浅田は、本人が言うように「パーフェクトな演技」に近く、トリプル・アクセルで
ダウングレードを取られたものの、完璧な「鐘」の演技が見られた。しかしほぼ同じ点数しか出ない。
間違えないでいただきたいのは、これは選手個人を責めているのではなく、
あくまで採点システムに問題があるということだ。
(続く)
http://number.bunshun.jp/articles/-/19080
採点結果
http://www.isuresults.com/results/wc2010/wc10_Ladies_FS_Scores.pdf
フィギュアスケート世界選手権、女子フリーの採点を見ての話である。
今季はオリンピックのシーズンであり、トリノで開かれた世界選手権はそのラストを
飾るイベントだった。別の見方をすれば、トリノ・オリンピック以後の四年間の総決算であり、
それは選手だけでなく採点システムにも当てはまることだった。
今大会、浅田真央はショートプログラム、フリーともに2位だったものの、他の選手に比べ、
2日間ともに安定した成績を残して2度目の世界選手権優勝を果たした。
しかしフリーで浅田が2位という判定には疑問符がつく。1位のキム・ヨナのスコアは130.49。
2位の浅田が129.50。キム・ヨナはジャンプの失敗が2度もありながら、トップの成績を収めた。
なんだか、違和感がある。これって、現状の採点システムの限界を示しているのではないか?
詳しい採点結果については、簡単に国際スケート連盟のホームページで確認することが出来る。
ここでは分かりやすい点数比較をしてみよう。
ふたりの得点を比較していくと、2度のジャンプ失敗にもかかわらず、キム・ヨナの
総要素点のスコアが浅田のものとほとんど変わらないことが分かる。
キム・ヨナはトリプル・サルコウの失敗で基準点が落ち、さらにはマイナス3の減点。
加えてダブル・アクセルに関しては完全な失敗で評価はゼロ。丸々、ひとつの要素が
抜けている状態なのだ。
もし、この要素をうまくこなしていたら、プラス10点はついていてもおかしくはない。
対する浅田は、本人が言うように「パーフェクトな演技」に近く、トリプル・アクセルで
ダウングレードを取られたものの、完璧な「鐘」の演技が見られた。しかしほぼ同じ点数しか出ない。
間違えないでいただきたいのは、これは選手個人を責めているのではなく、
あくまで採点システムに問題があるということだ。
(続く)
http://number.bunshun.jp/articles/-/19080
採点結果
http://www.isuresults.com/results/wc2010/wc10_Ladies_FS_Scores.pdf
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Wikipedia 【 キム・ヨナ 】
Wikipedia 【 フィギュアスケート 】
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