2010年04月17日

【文芸/芸能】村上春樹「1Q84」3巻発売フィーバー テリー伊藤「読んでない」「つられてるんだよ」

1:鳥φ ★ 2010/04/16(金) 13:30:01 ???0
ベストセラーになった村上春樹の「1Q84」1、2巻に続く第3巻が
きょう4月16日の午前零時から発売になった。

この「1Q84」、年間売り上げランキングで、1巻がトップ、2巻が3位で、
合計244万部というからすごい。それに続く第3巻は、
「ハリー・ポッターと死の秘宝」以来2年ぶりという午前零時発売。

渋谷の書店では、カウントダウンまでしてちょっとしたフィーバー。
都心の書店でもこの朝の開店を早めていたとか。

加藤浩次が「いやあ、1、2巻読んだ人にはたまらないでしょうね、
テリーさんどうですか」と振ったのだが、テリー伊藤の答えがよかった。
「読んでないから……」。スタジオは爆笑だ。いいぞこのへそ曲がり。

小学校の同級生だった2人の主人公が大人になり、
世界支配をたくらむ組織の活動を阻止しようとする物語だそうだが……

八代英輝は、「ボクのような低レベルには、あの本のよさが
いまひとつわからなかった。丁寧に読んだんですがね」

さかもと未明も「難解ですよね」

加藤は「1、2を読んでも、何にも完結しないじゃないですか。その気持ちが
3巻を読みたくさせるのかなと……けっこう面白かったですけど」

テリーは「つられてるんだよ。シーズン4とか、ずーっと続けたりして」(爆笑)

(続く)
http://www.j-cast.com/tv/2010/04/16064660.html?p=1

関連スレ
【文芸】村上春樹「1Q84」第3巻、全国一斉発売!
http://yutori7.2ch.net/test/read.cgi/mnewsplus/1271345032/l50


スレッド関連情報

【元スレッド】
2ch 【 【文芸/芸能】村上春樹「1Q84」3巻発売フィーバー テリー伊藤「読んでない」「つられてるんだよ」

【関連リンク】

Wikipedia 【 村上春樹


▽以下は2ちゃんねるのダイジェスト 【 抽出レス数 = 99(1001中) 】


2:鳥φ ★ 2010/04/16(金) 13:30:24 ???0
(>1の続き)

八代も「1と2を読んだかぎりでは、おそらく3では終わらないかも……」

かとうかず子は「店頭からなくなっちゃうというので、
買わなきゃと思わせるのはうまい」

加藤「そうだ。1、2ですよ。上下じゃなくて(またまた爆笑)……
4、5があるかもしれない」

テリー「漫画みたいになってきますね」と嬉しそうだが、
「活字から離れている時代だからいいんじゃない。買いにきてる人もみな知的ですよね」

八代が「3を買う人って、1、2を読んだ人でしょ。だから面白かったのかも」
と、変ないい方。

それよりも、年間売り上げランキング5位までの残り、2位4位5位が、
いずれもいわばハウツーものだ。秀才八代が「よくわからなかった」ほどの
春樹とのギャップをどうみるか。そっちの方に興味がある。

5:名無しさん@恐縮です 2010/04/16(金) 13:33:21 TA/OP1ka0
売り上げランキングに名を連ねるような本を買う奴は漏れなくバカ

10:名無しさん@恐縮です 2010/04/16(金) 13:34:55 XYctIjbJ0
村上春樹を上目線で見るテレビのコメンテイターを上目線で見るJ-CASTの図
どこまで上にいくの?お空の果てまでいくの?

957:名無しさん@恐縮です 2010/04/17(土) 15:25:23 X6ImklNV0
テリー伊藤と村上春樹は同世代だろうが、同じクラスでも絶対に友達にはならないタイプだしなw

優秀な弁護士が「読んだがよく分からなかった」と言うなら痛烈な皮肉にもなるんだが、八代レベル
ではそのまんまの意味にしかならんしw

>>10が的を射てると思う。ムラカミに殺到する人も滑稽だがそれを鼻で笑う人も同じように滑稽


13:名無しさん@恐縮です 2010/04/16(金) 13:35:37 pyyB/DWA0
いろんな人といっぱいセックスをした。

でも僕は孤独で辛いんだ。


ノルウェイの森の要約にしてその全て。

22:名無しさん@恐縮です 2010/04/16(金) 13:39:27 5gukyQ2J0
>>13
ノルウェーの森って単なるエロ小説?



368:名無しさん@恐縮です 2010/04/16(金) 18:21:54 MZUJ5zNs0
>>22
海辺のカフカは近親相姦の話だ


35:名無しさん@恐縮です 2010/04/16(金) 13:44:16 fSdZt/IN0
村上春樹のゴミ小説が面白いとか言ってる奴は普段本なんて読まない奴だろ

44:名無しさん@恐縮です 2010/04/16(金) 13:46:31 gdWATs/j0
>>35
残念ながらそれは事実なんだよね
「読んでみてどう思った?」なんて聞いても
「すげー面白かった」「やばい」「絶対読むべき」
ぐらいしか言えない低脳ばっかり


57:名無しさん@恐縮です 2010/04/16(金) 13:50:43 pjkc3d2V0
村上春樹はよくわからんし性描写が多い
でも信者は絶賛してて宗教みたいな感じで嫌い
どこが凄いか聞いても曖昧にしか言わん

60:名無しさん@恐縮です 2010/04/16(金) 13:52:50 n7VeAvsTO
>>57
ラッドういんぷす(笑)やバンプオブちきん(笑)の信者みたいだな


66:名無しさん@恐縮です 2010/04/16(金) 13:55:01 idH+rVce0
>>1
>小学校の同級生だった2人の主人公が大人になり、
>世界支配をたくらむ組織の活動を阻止しようとする物語

そうなの?
面白そうなんだけど。



74:名無しさん@恐縮です 2010/04/16(金) 13:58:11 EE8K4njI0
村上春樹は嫌いだが卒論を春木小説で書いてしまった以上読まざるを得ない

ところで>>1の馬鹿コメンテーター共に問いたい
完結とはなんぞや?と
やつらは「世界がアボン」「主人公死亡」「すえながくしあわせにくらしました。めでたしめでたし」
こんな終わり方だけを完結だと思い込んでる気がする。

108:名無しさん@恐縮です 2010/04/16(金) 14:17:38 ufYaa9dl0
司馬遼太郎や吉川英治なんかは読めばその凄さは分かるけど
村上春樹は何冊読んでもなんで評価されるのか全く分からん
もっと良い小説を書く作家は幾らでもいそうなものだけど

236:名無しさん@恐縮です 2010/04/16(金) 15:52:03 1BIYnSbW0
ここまでで司馬遼太郎の宣伝してる奴は>>108ひとりだった。
2ちゃんにしては珍しいことだ、規制のせいか?


112:名無しさん@恐縮です 2010/04/16(金) 14:21:06 ruEOm1KaO
図書館や他人から借りたりブクオフで買った人間含めても
読んだことあるのはせいぜい200万人程度だろ
フィーバーつってもヲタ的な盛り上がりに過ぎないわけで
事象としては世間一般では取るに足らないレベル

126:名無しさん@恐縮です 2010/04/16(金) 14:30:01 hNX7n5Tl0
>>112
今小説でそれできる人がいないから騒がれてるのに何言ってんだ


118:名無しさん@恐縮です 2010/04/16(金) 14:24:19 YGcvw25aO
自分も読んでない。>>1の加藤のコメントから
推測すると、漫画の20世紀少年みたいな感じ?

125:名無しさん@恐縮です 2010/04/16(金) 14:29:41 dIge05xNO
ハリポタもIQ84も読んだことのない俺は少数派なのか?
ちなみに前者は映画もみたことない

131:名無しさん@恐縮です 2010/04/16(金) 14:34:45 jsn1/qNr0
コメンテーターが流行り物を読んでいないって普通恥ずかしくて言えなくないか?
王様のブランチの司会だって一応一通り読んでるっぽいぞw

139:名無しさん@恐縮です 2010/04/16(金) 14:41:06 DUAmOBMz0
>>131
「俺は素人より一歩上の作品を読んでる」って
鼻にかけるタイプなんだろう、テリーは


133:名無しさん@恐縮です 2010/04/16(金) 14:36:04 SvqHIF/40
そんなくだらない本より人間革命読みなさい

156:名無しさん@恐縮です 2010/04/16(金) 15:10:26 TGKkJlnv0
村上春樹は昔からやたら売れたが、
評論家と文壇からは叩かれまくっていた
吉本隆明が評価してたくらい

しかしどっこい海外でも売れてしまい
現代日本文学の代表的存在になってしまって
いま評論家たちがどっちつかずになってる状態

159:名無しさん@恐縮です 2010/04/16(金) 15:13:39 Y1vUni3G0
>>156
ああ
ビートたけしの映画を外人だけは評価する、というパターンと同じか。
本当に評価されている云々はアヤシイもんだが。
そもそも外人のセンスがスタンダード、という欧米コンプもダサダサアってかんじ。


170:名無しさん@恐縮です 2010/04/16(金) 15:19:58 AieUhnCzO
>>159なぜかロシアでも売れてたな
ノルウェーの森を電車で読んでると賢くみえるらしいwwwww
ファッションみたいなもんか


176:名無しさん@恐縮です 2010/04/16(金) 15:22:58 MF/BgQjG0
「男流文学論」(ちくま文庫)より(上野千鶴子・小倉千加子・富岡多恵子)

村上春樹「ノルウェイの森」について

上野「わたなべくんには能動的なアクションが全然ない。彼にとってアクションはすべてまわり
    から起こってくる。彼にとっての幸運は、周囲の人間が、それほどおせっかいにも彼に
    手を出してくれているということ。」

富岡「この子は何もしない。学校へ出たり、アルバイトしたり、図書館へ行って本を読んだり
   しているだけ」

小倉「こういう文章が気に食わないんですよ〈僕自身は知らない女の子と寝るのはそれほど
   好きではなかった〉正直に書けば〈僕自身は知らない女の子と寝るのはまったく嫌いという
   わけではなかった〉(笑)
   なんでこんなええかっこうして書くの?

上野「この文体ってテレビ的というか、漫画的なのかしら」
小倉「漫画の噴出しのせりふで」
上野「全体に、シナリオみたいな書き方でしょう」

小倉「私は、村上春樹がほんとうにまともに、どういう人生観をもってるか見えないですよ」

上野「ごく簡単よ。他人と関係を持ちたくない。他人との距離をつめたくない。僕はこういう
  人間なんだ。「やれやれ」といってるだけ」

上野「この半端さが彼の限界でありとりえであり、この気の利いたショートセンテンスと、ダイアローグ
   の組み合わせが初期からあり、もしモノローグだけ、ダイアローグだけならダイナミズム
   を生み出すのに、どちらも途絶するしかないというのが彼の小説作法です。
   何もおきないことのエクスキューズが気の利いたショートセンテンスです」

229:名無しさん@恐縮です 2010/04/16(金) 15:50:05 qVPGU0gCO
糸井重里などと同じにおいがする
抜けきらないバブルっぽさ


233:名無しさん@恐縮です 2010/04/16(金) 15:51:35 1S6bd5ha0
>>229
わたせせいぞうや、鈴木英人なんかもそうだよね。
あのころ活躍した人って、芸風変わらないね。


238:名無しさん@恐縮です 2010/04/16(金) 15:52:55 sPhd6GZq0
>>233
鈴木エイジンって今なにしてんの?


246:名無しさん@恐縮です 2010/04/16(金) 15:56:39 1S6bd5ha0
>>238
まだイラストレーターやってたと思う。
画像処理しただけじゃねーの的な絵をいまだに作ってるはず。


234:名無しさん@恐縮です 2010/04/16(金) 15:51:39 jMEb5z7iO
村上春樹って、普段活字を読まない人がふいんき(ryに憧れて読む小説つーか、
オサレな人がオサレな感じを醸したいから本棚に置く為の小説。
みたいなイメージだよなんだよなあ。

それもまた偏見なんだろうが。

239:名無しさん@恐縮です 2010/04/16(金) 15:53:11 1S6bd5ha0
>>234
普段本を読まない人は、村上春樹だろうがなんだろうが読まないと思う。
そう言う人は、そもそも本屋に立ち寄る文化がないのだから。


243:名無しさん@恐縮です 2010/04/16(金) 15:54:51 fHvuK95D0
>>234
むしろ玄人向けじゃないか?
俺はそこそこ本を読むが、村上春樹の本は何が言いたいのか
さっぱりわからないので手が伸びるまで時間が掛かる。
さらっと読めてしまう人を尊敬しちゃうよ


298:名無しさん@恐縮です 2010/04/16(金) 17:10:03 Mr74KU8u0
>>234
オレも「一応村上春樹はおさえてるよ」てカッコつけたくて読んでる口だから当たってるよ


247:名無しさん@恐縮です 2010/04/16(金) 15:57:02 MbytqkHf0
>>243
一体何を求めて彼の本を開くのだろうか
その求めているものが何なのかもわからない


250:名無しさん@恐縮です 2010/04/16(金) 15:58:28 Y1vUni3G0
>>247
難解な文章読んでるおれってカッコイイし頭イイ
みたいな妄想に浸る小説なのかな?
まあ、俺ってまったく小説なんて読まないからわからんけども


257:名無しさん@恐縮です 2010/04/16(金) 16:04:11 MF/BgQjG0
2009年 11月1日 日曜日 徳島新聞 読書  より
同じ時のなかで
スーザン・ソンタグ[著]木幡 和枝〔訳〕
〔評〕浅田  彰 (京都造形美術大大学院長)
今年2月、イスラエルでエルサレム賞授賞式に出席した村上春樹は、「高く堅固な壁と
それにぶつけられる卵の間では常に卵の側に立つ」という比喩によって、イスラエル国家が
ガザなどのパレスチナ自治区で行使してきた暴力を批判した。 
 式をボイコットするより、出席して言うべきことを言うという決断を、私は支持する。だが、
その比喩は十分に明確か。たとえば、ツインタワーとそれに飛行機ごと突っ込むテロリスト
はどちらが壁でどちらが卵か。
 2001年5月、同じ賞を受けたスーザン・ソンタグの「言葉たちの良心」というスピーチに、
あいまいな比喩はない。パレスチナ人の抵抗運動に対する懲罰としてのイスラエル国家
の圧倒的暴力は正当化されえないこと、パレスチナ自治区にイスラエル人がつくっている
居住区が撤去されないかぎり平和が実現しないことが、明確に語られる。
 しかもソンタグは、自分が作家としての名声を利用して個人の政治的意見を広めようと
しているのではないかと自問し、いや「個としての声をもつという企画」にほかならない文学
の名誉の問題としてこのことを語っているのだ、と確認する。言葉で正確に真実を語る
ことに徹底してこだわった、まさに「言葉たちの良心」を体現する作家の妥協のない姿が、
そこにはある。
 同じ年に同時多発テロは起きた直後も、ソンタグは冷静に書くだろう。上空からテロリスト
のキャンプを攻撃するアメリカ軍に比べて、目標に体当たりしたテロリストたちは少なくとも
臆病者ではなかった、と。
 著者が00年代の晩年に綴った本書所収の文章は、すべて「あえて真実を語る勇気」に
貫かれている。人をとりあえず安心させるあいまいな比喩と違って、読者をも試練にかける。
たとえば、私は村上春樹を貶めるために著者を称揚しているのではない。
私の言葉はその点で正確か。それぞれの作家に対し十分フェアであるか

261:名無しさん@恐縮です 2010/04/16(金) 16:07:17 TGKkJlnv0
>>247
いちおう、喪失感とか、生きることの不安定感というのは
彼の作品の根源にあるシリアスなものなので
そういうものに共感を得られる人は、手に取って理解すると思う

まあぶっちゃけメンヘル傾向がある人には人気があると思う
それで文章にユーモアがあるのは重要

>>250
村上春樹は難解な文章は全く書かない
平易な文章で簡単なことが書いてあるのに
良く分からなかったりする

て言うかこれだけの人が買うのにびっくりする
そんな万人が理解できるような内容ではないと思う
トレンドで売れるわけだから
そこも批判されるわけだ

276:名無しさん@恐縮です 2010/04/16(金) 16:23:23 FV43367l0
俺は年間100冊ほど本を読む男だが、なぜか両村上の本は
1冊も読んでないんだよな

なんか、毎回話題先行で騒がれてるから、「そんじゃ他の話題に
ならん人のを買ってあげよう」って考えちゃう

304:名無しさん@恐縮です 2010/04/16(金) 17:17:03 6RgV5dkE0
>>1
文字で読むと何が面白いのかさっぱりわからん記事だな

307:名無しさん@恐縮です 2010/04/16(金) 17:19:39 Er5vCLGeO
村上春樹読んだこと無いけど何でそんなに売れてるの?
結局村上春樹なら何書いても面白いという刷り込みでしょ?
騙される奴って本当に頭悪いよな

367:名無しさん@恐縮です 2010/04/16(金) 18:20:54 ncyOsLvbO
誰かマジレス頼む
俺は全然読者家じゃなくて月に1〜2冊読む程度の20代後半♂なんだがこれ読んで楽しめるかな?
好きなのは伊坂幸太郎とか吉田修一とか阿部和重とか超ミーハーなんだけど…
村上春樹はノルウェイの森だけ読んであんまし意味わかんなかった…(´Д`)

376:名無しさん@恐縮です 2010/04/16(金) 18:25:18 MTkdIUv70
>>367
まず短編読んだら。カンガルー日和とか中国行きのスロウ・ボートとか。いいよ。



377:名無しさん@恐縮です 2010/04/16(金) 18:25:33 PkwodW1l0
>>367
図書館で「世界の終りとハードボイルドワンダーランド」を借りて読んでみる
面白かったらこれも面白く読めると思う


378:名無しさん@恐縮です 2010/04/16(金) 18:26:04 MZUJ5zNs0
>>367
スラムダンクかワンピース読んどけ


380:名無しさん@恐縮です 2010/04/16(金) 18:27:37 p1zZjFKn0
>>367
村上春樹の文体は、ほぼ完成されてるぞw ノルウェイの森が
よくわかんなかった人には向かないんじゃないか? だいたい、
本の書評を携帯電話で知ろうとしてる時点で・・・。

>>368
海辺のカフカとかも読んだな。インナートリップに近い話が
好きだね。村上春樹って。

村上春樹はポーランドとかで異様な人気だよ。びっくりした。
村上春樹が原文で読みたいからと日本語勉強してる人達がいる。
文学ってのは面白いもんだねw

384:名無しさん@恐縮です 2010/04/16(金) 18:29:20 MZUJ5zNs0
>>380
俺はカフカ以来村上春樹を読むのはやめた
あのファンタジーには付いていけない


413:名無しさん@恐縮です 2010/04/16(金) 18:59:00 MF/BgQjG0
>>380 完成された文体

<これは一体何なのだろう?子供染みた疑念が、意識の腋をくすぐっているような
奇妙な感覚だった。金属線を巻きつけられて目一杯引っ張られた羊の腸が、
指で弾かれたり、馬の尻から伸びた毛で摩擦されたりして、世にも美しく鳴り響いている。
そして、それに合わせて繰り返されるのは、「聖なるかな、聖なるかな、……」という言葉!
少年の若い声帯が、大人の男にはもう決して届かない高みの音を、
失われた無垢そのもののように響かせてみせる。------死を嘆き、悲しむというのは、
人間特有の崇高な感情なのだという。しかし、その感情は、こんな馬鹿な道化じみた遊びで
、慰められるように出来ているのだろうか?こんな、ちんどん屋に毛の生えたようなのに、
涙ながらに聞き入って、心静かに死んだ人間のことを思うのが、美しい人間というわけか!
清らかだ!……ああ、いかにも浄らか!……>(決壊 下巻 p. 377)


417:名無しさん@恐縮です 2010/04/16(金) 19:03:46 MF/BgQjG0
>>380 修辞・レトリック技法に優れた作家・作品
http://love6.2ch.net/test/read.cgi/book/1241744664/

対立は、その面貌にも見えている。閉ざされた瞼は、苦痛の故とも、眠りの故とも
判ずるを得ない。眉間に仄めく数条の皺は、愁いと快楽とを両つながらに予感させ、
その謎を、際立った鼻準の直線の裡にあずけ、永遠に隠してしまう。
瞼際は締まり、顎の曲線は熟し遣らぬ果実のように滞らない。
それらを覆い侵さむとする髪は、叢がる爬虫類の如、又、甕より零れる清水の
ようでもある。

-日蝕p132

樹液が蒸発し果ててその音が聞こえなくなり、煙が紛紜と溢れ出した。
烟影は先程とは殊なる濁った黒い色をしている。細風の戦吹く度に、薪の山が幽かに紅潮する。
焔は知らぬ間に、内部で肥っていた。恰も一個の飯櫃な生き物であるかの如く。
火は時折素早く触手を伸ばしてみては、外に積まれた薪を?み、己が腹中に収めむとする。
しかし、その多くは成功しない。徒に幾条かの不吉な跡を残すのみである。
すると、突然癇癪を起こしたように、二三の小さな薪を好き飛ばしたりする。
焔は俄かに勢い附いていった。間歇的に鳴っていた薪の破裂する音は、次第に絶え間なく、降り
始めの驟雨が地を撲つように、続け様に響き出した。木片が、幾つも周囲に零れている。



                                   −日蝕p174-175



石筍は、真直上方に伸び四半分程を剰して一度括れた後に、一層大きく膨み、
その儘緩やかに先端を結んでいる。対を成す鍾乳石も殆ど同じ形である。
丈は各が人の三倍もあろうか。二つの滴石は、将に触れ合い、溶け合わむと
する刹那の所で、纔かに指二本分程の隔たりを保っている。
間隙は存在の予感に閃き、爛熟し、存在以上の充実した緊張を孕んでいる。

                                      −日蝕p128


799:名無しさん@恐縮です 2010/04/17(土) 13:34:06 gZ4dwxAN0
>>417
文学って言われてるものを今まで読んだことなかったが
文学ってそういうものだったのかw
単に難解な言葉書き連ねてかっこつけた文章にしたててるだけじゃん。
それくらいおれだって書ける。
アホクサwwwww


382:名無しさん@恐縮です 2010/04/16(金) 18:28:01 ncyOsLvbO
>>376
dクス
>>377
実は4〜5年前に世界の終わりと〜読んだけどあんま面白くなくて途中で辞めちゃいましたw

396:名無しさん@恐縮です 2010/04/16(金) 18:38:11 bGGLzfNRO
村上春樹はほとんど読んだんだが、旅日記みたいのは読んでないなぁ。あれは文体が違うんだろうか?

村上春樹→小林秀雄って読むと、小林秀雄の難解度を改めて実感する。まぁ、種類が違うけど。

402:名無しさん@恐縮です 2010/04/16(金) 18:46:49 gdBmawr20

村上春樹読まない&ドストエフスキー読まない→DQN
村上春樹読む  &ドストエフスキー読まない→ニワカ情弱B層
村上春樹読む  &ドストエフスキー読む  →文学だけ読む自称本好き
村上春樹読まない&ドストエフスキー読む  →本当の読書家


498:名無しさん@恐縮です 2010/04/16(金) 22:38:30 +eAkyVexO
>>402
確かに
地下室の手記は読んでもらいたいな


407:名無しさん@恐縮です 2010/04/16(金) 18:56:44 y8lmwhDp0
読者をとことん鬱のどん底に叩き落す「ノルウェイの森」が、
当時の当時の書籍の売り上げ新記録を達成したなんて未だに信じられない
大衆受けするような作品には思えない

416:名無しさん@恐縮です 2010/04/16(金) 19:02:49 Er0lAV2C0
村上春樹を読まない奴は日本人じゃない
呼んだことないって言ってる日本人が仮にいるとしたらそいつは非国民

418:名無しさん@恐縮です 2010/04/16(金) 19:04:04 YivRoO060
>>416
読んだ読まないはどうでもいい話で
読んだことで何を得られるかが重要なんじゃない?
読んでもそんなゴミみたいな煽りしかできない人間にしかならないなら読まなくてもよさそうだし・・・


426:名無しさん@恐縮です 2010/04/16(金) 19:27:04 PkS++G4rO
>>418
>>417みたいなのは論外にしても、

>読んだことで何を得られるかが重要

てのは、ないだろ?
結果として何がが得られるかもしれないが、端から何かを得ようとして読むモンじゃあないだろう、
文学なんて

438:名無しさん@恐縮です 2010/04/16(金) 19:40:00 ANpjY7ar0
>>1のあらすじだけ読むと20世紀少年なんだけどそうなの?


487:名無しさん@恐縮です 2010/04/16(金) 22:08:32 hs+MHqsV0
村上春樹は、国境の南・・・が一番好きだ。
世界の終わりと・・・はキレキレで凄いと思った。
1Q84はイマイチだった。
なんでこんなブームみたいになってるのかさっぱりわかりません。

519:名無しさん@恐縮です 2010/04/16(金) 23:20:21 B3WE+Wni0
でもNHKでまで大々的に取り上げるだなんて
ちょっと異様なものを感じるな。

521:名無しさん@恐縮です 2010/04/16(金) 23:21:41 PkwodW1l0
>>519
「海辺のカフカ」まではここまでじゃなかったし
何があったんだろう?


536:名無しさん@恐縮です 2010/04/16(金) 23:41:16 vAJp25tI0
村上春樹が何のためにIQを書いているのかわからない人は、
読んでも意味がない。
わかる人とわからない人の差は天と地ほどある。

540:名無しさん@恐縮です 2010/04/16(金) 23:43:32 PkwodW1l0
>>536
うん
それが「バカの壁」だね


554:名無しさん@恐縮です 2010/04/17(土) 00:25:29 dJ0Wvuma0
>>540
違うよ。
文学を知っているか知らないかの差だけ。
馬鹿とか利口は関係ない。
文学史に沿って読めば誰でも村上春樹が何をやろうとしているかはわかる。


570:名無しさん@恐縮です 2010/04/17(土) 01:39:45 SKRsdOTIO
>>554
春樹は文学のカテゴリーに入らないよ。つか入れてもらえない。
彼は流行作家という評価だから。東野圭吾とかと同じ扱い。


543: 2010/04/16(金) 23:51:15 7MbIdouK0
春樹を体感したいなら1973や羊読めばいんじゃね
耳鼻科でミミクソ取る表現や、
アイヌが開拓で叩きのめされる物語とかシュールで笑うぞ
最近の春樹作品は口元が緩む描写あんまないんだよね

555:名無しさん@恐縮です 2010/04/17(土) 00:27:13 G1ChJ9/B0
1Q84読もうか迷う
村上春樹は読まずにきてしまったけど
読んでみようかな

589:名無しさん@恐縮です 2010/04/17(土) 05:35:37 XAzDM7DXO
村上春樹好きって、本好きじゃないよね。
ベストセラー好き?勝間とか脳内革命とか読んでんだろうな。
あの文体がいいってやつの気が知れない。無理。

590:名無しさん@恐縮です 2010/04/17(土) 05:38:38 d4vxb3ju0
>>589
>村上春樹好きって、本好きじゃないよね

村上春樹好きは、村上春樹を読んでる自分好き。


639:名無しさん@恐縮です 2010/04/17(土) 11:14:42 AJRNVPwaO
>>589
本が好きじゃないというより知ったかぶりするのがね…
村上春樹を面白いと言う人に好きな小説家聞かれたから阿刀田高って言ったら
長編小説家だろとか言い出したりマイナーだと言われたりした
別に知らなくても良いが適当なこと言うなと


623:名無しさん@恐縮です 2010/04/17(土) 10:00:25 WnGt6cz00
>>1
どのタイミングで手のひら返しをやるんだ、この屑はw

652:名無しさん@恐縮です 2010/04/17(土) 11:58:13 niBg4sw40
はっきり言って50歳以上の文学を読んで育った世代は
多少の自負があり村上春樹は読まない人が多いと思います。
もう少し分かりやすく言うと、村上春樹と同じような本を学んだ世代ですね。

653:名無しさん@恐縮です 2010/04/17(土) 11:59:49 DW6W8Vp90
>>652
吉本ばななが絶賛されていた時に、
「あれは少女漫画だ」と言ったが、リーダーが少女漫画を
読んだことがないばかりに斬新に映った、みたいな感じかね


786:名無しさん@恐縮です 2010/04/17(土) 13:24:14 DW6W8Vp90
村上春樹を読んだ人って頑なに2ちゃんで中身について語らないね。
好きなら、どこが好きか、何がいいのか語ればいいのに。
言うと「浅薄」とか叩かれそうで怖いんだろうか。
オレなんて片岡義男スレとかカート・ヴォネガットスレとか
立っちゃったらちゃんと聞かれたら答えるけどねw

789:名無しさん@恐縮です 2010/04/17(土) 13:25:51 5M3bpWm4O
>>786
自称文学好きにこういうのが多いのはなぜかしらん


790:名無しさん@恐縮です 2010/04/17(土) 13:26:35 DW6W8Vp90
>>789
なぜだろうね。
オレは文学好きってほど本も読んでないけど、
自分の書評を言うのを異常に怖がるんだよね、村上春樹ファンって。


806:名無しさん@恐縮です 2010/04/17(土) 13:38:00 cqEeuO7z0
何つーか、こういう「読む」ことより「買う」ことが前提になってる
現象は気に入らないな。

809:名無しさん@恐縮です 2010/04/17(土) 13:41:12 DW6W8Vp90
>>806
え?この本買ってる人って読まないの?
読まない本を買う・・・・わからん。
「ドン・キホーテ初版本」とかならわかるがw


812:名無しさん@恐縮です 2010/04/17(土) 13:42:51 cqEeuO7z0
>>809
読まないとは言ってない。普通はその本を読みたいから
買うわけだが、この本の場合、ブームになってるから
まず買うことがありきになってる。で、買った限りはもったないから
読むみたいになってる。


815:名無しさん@恐縮です 2010/04/17(土) 13:43:57 DW6W8Vp90
>>812
そうなのかなあ。
稀少本でもない限り、そんなに読みたくない本は
買わないと思うけど、意外と今の日本人は金持ちなんだなw


817:名無しさん@恐縮です 2010/04/17(土) 13:44:39 cqEeuO7z0
>>815
みんなそれなりに金持ってるよ。ただ、金の使い方が
シビアになっただけで。


832:名無しさん@恐縮です 2010/04/17(土) 13:57:54 0Ibp4b1K0
村上春樹の作品って性描写が多い上に気持ち悪いんだよね
近親相姦とかおばさんとしたりとか・・・
俺は耐えられない

855:名無しさん@恐縮です 2010/04/17(土) 14:16:45 dlILwzms0
明治以後の文豪

横綱 夏目漱石 森鴎外 谷崎潤一郎
 
大関 芥川龍之介 島崎藤村 志賀直哉 三島由紀夫 大江健三郎 村上龍 安部公房 


まぁ 村上春樹は 横綱級だよ。たしかに。

谷崎は凄い文豪なんだけど、認知度いまいちだね。



866:名無しさん@恐縮です 2010/04/17(土) 14:28:35 MPFYlVwT0
>>855
森鴎外は横綱じゃないだろ


871:名無しさん@恐縮です 2010/04/17(土) 14:37:45 +5tBZmhJ0
海外で高い評価を受けている近代以降の日本人作家って、村上春樹と三島由紀夫くらい?

876:名無しさん@恐縮です 2010/04/17(土) 14:41:22 BjV8hTam0
>>871



春樹は受けてない
三島はゲテモノ扱い
島崎藤村が意外と人気


888:名無しさん@恐縮です 2010/04/17(土) 14:48:35 MPFYlVwT0
>>871
ドサクサに紛れて「エキセントリック」なだけの泡沫物書きの名前なんか出さないでくれたまえ


878:名無しさん@恐縮です 2010/04/17(土) 14:42:20 DW6W8Vp90
>>876
おおおおい、失礼なw
三島は下手物扱いじゃないよぉ


891:名無しさん@恐縮です 2010/04/17(土) 14:50:13 BjV8hTam0
>>878



とはいえ三島が一番有名な作家であるという事実はある
あの自殺の影響で


894:名無しさん@恐縮です 2010/04/17(土) 14:51:23 DW6W8Vp90
>>891
どうなんだろうね。
結構みんな知らないよ。
なんせ何十年も前のことだからなあ


873:名無しさん@恐縮です 2010/04/17(土) 14:39:33 BjV8hTam0
なんだろうこれわ(やっぱりこれです)。

発売したてなので、あらすじをここに書くのは控えますが。
以下読後の感想を列挙。

・BOOK2まで読んだのならBOOK3も読んでもよいかも。少しは意味がわかります。
・とは言え結局何が言いたいのかはわからん。
・意味がわかった方が良いのかどうかも良くわからん。
・ファンタジー的なものは結局ほとんど出てきません。
・と言うか、普通の小説なんですけど。
・3巻合わせて1650ページでこれか?

この本を読んでいて気付いたのは、
「この作品は翻訳されることを前提にして書かれている」
と言うことです。すなわち
「日本語でしか表現できない単語を用いていない」
のです。もっと言えば
「日本人にしかわからないような心の機微は意識的に描いていない」
と言っていいでしょう。
村上春樹は翻訳者でもありますから、文章が翻訳調なのは良しとしましょう。
ただどうなんでしょうね。
日本語版なんだから日本人にだけわかる単語を使って欲しかったなぁ。

何だか違和感があるなぁ、と思ったらそう言うことだと読んでいる途中で気付きました。
そう言えば「日本辺境論」で、日本語は他国語に翻訳されにくいと書いてありました。
そう言う点ではすぐ翻訳できるでしょうね、この本。

アマゾンで予約してあったんですが、昨日の昼には届きました。
夜中に発送したみたいですね。

星は二つ。
つまらなくはないんだけど、3巻合わせて1650ページかけて読むほどのもんではないなぁ。
やっぱり長いなら長いなりの何かがないとねぇ。
あと多分村上春樹フリークには全然物足らないんじゃないかなぁ。

まさかBOOK4とか出ないよねぇ。
1Q85とか(笑)。
勘弁してくださいよ。

919:名無しさん@恐縮です 2010/04/17(土) 15:05:04 3Nfhwr98O
村上龍
『限りなく透明に近いブルー』
タイトルは神。まあ、そんだけ

923:名無しさん@恐縮です 2010/04/17(土) 15:07:50 DW6W8Vp90
>>919
村上龍は「コインロッカーベイビーズ」の
キクが走り出す1頁が神だな。
あの頁は、思い出しても胸が熱くなる


937:名無しさん@恐縮です 2010/04/17(土) 15:13:39 r83mSnIcO
>>919
そんな繊細なタイトルつけた作者の顔を見た時のショックはでかかった


969:名無しさん@恐縮です 2010/04/17(土) 15:38:54 K68XTg7O0
つか、カフカやガルシア・マルケスを読まずに村上春樹や村上龍を手放しで賞賛するのって、
ブリトニーやビヨンセを知らずに浜崎あゆみやコーダクミをもてはやしるようにしか思えん

981:名無しさん@恐縮です 2010/04/17(土) 15:51:54 MPFYlVwT0
>>912-974
> そんだけ売れてて読んでみたくなる感想が全く聞けない不思議

だから本気の感想は誰もこんなところに書かないと言ってんの

984:名無しさん@恐縮です 2010/04/17(土) 15:57:19 UVUEO0550
>>981
Book1のアマゾンでの批評読んでるけど、微妙な感じだぞ。読みやすくてサクサク読めるけど核がなくて何も残らない、
みたいな。


posted by 2chダイジェスト at 19:10| Comment(0) | TrackBack(0) | バスケ/JBL | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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